こんにちは、けんです。
Webに携わっていると、勉強することが死ぬほどあるので毎日勉強の日々です。
しかし、勉強し始めても集中力があまり続かないので悩んでいました。
集中できていなければ、3~4時間勉強したとしても、その内の何時間か無駄になってしまうでしょう。
これではあまりに非効率なので、「集中力」を身につけなければならないと考えました。
集中力を鍛える方法をいくつか試しているんですが、どれもある程度の日数が必要なものばかりです。
試験が迫っている人や、「今すぐ効果がほしいんだ」という人もいると思うので、簡単かつすぐに効果を感じることができた「15分勉強法」を紹介します。
この記事の対象者は以下のような方です。
- 集中力が続かない
- 集中力を鍛えたい
- 目標を決めて勉強し始めたが、気づいたら目的がブレていた
15分勉強法のルール
15分勉強法のやり方はとても簡単です。
15分勉強→5分休憩→15分勉強→5分休憩→…
これを繰り返すだけです。
ちなみに「勉強」という部分は、「仕事」や「作業」など、今の自分のタスクを自由に当てはめてください。
しかし注意点がありまして、以下2つのルールを守らないと大きな効果は発揮できません。
1.タイマーなどで時間を測る
「大体15分」と感覚で行ってはいけません。
時間が経ったらアラームが鳴るようなタイマーをちゃんとセットします。
人は時間を制限されていると思わぬ力を発揮したり、思い切りがよくなります。
例えば、タイムセールだというと焦って買ってしまったりしますよね。
この心理を勉強でも利用すると、15分間集中し続けることができます。
自分で決めた制限ではそんなに効果がないのではないかと思うかもしれませんが、騙されたと思って試してみてください。
タイマーを押すと謎の焦りが発生するので、とりあえず15分にセットされたタイマーのスタートボタンを押します。
すると、「早く勉強しなきゃ!」という気持ちになります。
2.「15分」経ったら必ず休憩すること
タイマーのアラームが鳴ったら、ピタッと手を止めます。どんなにキリが悪くても、捗っていたとしても、15分でやめます。
「せっかく捗っていたのに、やめたらリセットされそう」と思うかもしれませんが、5分程度の休憩なら問題ありません。脳は休憩中も直前のタスクのことを考えてくれています。
むしろ途中でストップをかけられた感覚が、15分勉強法の効果を発揮させることになります。
いいところでストップをかけられると、
「やり足りない」
「ちょうどいいところだったのに!」
という気持ちが出てきますよね。
これが「焦らし効果」です。
途中でやめてしまった感覚が残り、またあの続きがやりたいと思うようになります。
これ、すごくないですか?
勉強をまた早くやりたいと思っているんですよ。
人は焦らせば焦らすほど欲するようになるということは、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか(意味深)
では、なぜ15分休憩法が良いのか紐解いていきましょう!
15分勉強法はなぜ効果的なのか
15分だけ頑張ればいいという気にさせる
たとえば、「1時間集中して勉強する」か「15分集中して勉強する」のどちらが気楽かといわれたら後者ですよね。
1時間だと「今から1時間ぶっ続けか…」と気が重くなります。その間は他のことは一切やってはいけないという制限がきついです。
1時間勉強する時間があるなら、「15分を3回」と「5分休憩を2回」に区切ります。15分頑張れば5分の休憩が待っています。
短いゴールを細かく置いてあげると、以下のようなメリットが期待できます。
- モチベーションが持続する。
- 目的を見失わない。
約1時間の内、勉強時間は45分に減りますが、1時間ぶっ続けで集中できず、気づいたら目的がブレていたなんて経験がある人はぶっ続けでやるより効率がいいはずです。
まとまった時間があるなら、区切ることが大事です。
そもそも人間は集中が持続しないようにできている
そもそも人間は集中が持続しないような性質を持っているといいます。
はるか昔の野生の時代には、集中力が持続することにメリットはありません。サバンナのど真ん中でまわりが見えなくなるくらい一つの物事に集中していたら、いつ肉食動物に襲われるかわかりません。
集中力が散漫になっていた方がまわりに注意が向き、リスクを回避することができます。
集中力が続かない性質が今も人間の本能として残っているといわれています。
色んな説がありますが、一般的な人間の集中力がまさに「15分」らしいです。「15分勉強法」はそういうデータに基づいているのかもしれません。
集中力の高い人は実は集中していない
集中力は続かない、なんていうと「何時間も集中している人がまわりにいるよ!」という声が聞こえてきそうです。
集中力が持続していそうに見える人は、「集中する→集中が切れる→集中する→…」というサイクルを繰り返しています。
時間の間隔は人によってそれぞれだと思いますが、まさに「15分勉強法」のサイクルになっています。
人間は割り振られた時間をフルに使ってしまう
以下のような経験をしている人は割と多いと思います。
- 締切日は十分にあったはずなのに、前日になって焦りだした
- 今日までに終わらせればいいと思っていた仕事が、終業時間までに終わらず、残業してしまう
なぜ、こういう事態になってしまうかというと、人間は「使っていいと割り振られた時間をフルに使ってしまう」性質があるからなんです。
人は「時間は十分にある」と思うと、タスクに対して色々な選択肢を考えてしまいます。
1時間で終わる仕事に3時間の作業時間を与えられたら、色々な選択肢や試行錯誤を重ねて、結局3時間フルに使ってしまいます。
もちろんクオリティを上げていくこと自体は悪いことではありませんが、本来の目的を忘れるほどあらゆる方向に右往左往し、最悪終わらないなんてことにもなります。
これでは本末転倒ですよね。納得いかないかもしれませんが、60点程度で出していい課題は最低60点で出せばいいんです。出せなければ0点なわけですから。
時間を短く区切った方が、ブレずに目的のために突っ走れます。
どこでも勉強できる習慣が身につく
15分が1コマになりますから、ちょっとした待ち時間や通勤時間に勉強できます。
勉強には1時間程度のまとまった時間が必要だと考えられがちですが、上述したとおりまとまった時間は区切った方がいいです。
これはマインド的にもとても効果的なんです。
たくさん時間がなければ勉強できないと考えている人は、15分だけ時間があっても絶対参考書を開かないでしょう。
15分勉強法に慣れれば、スキマ時間に勉強する習慣がつきます。
この習慣は時間を有効に使いつつ成長できるので、絶対に身につけといた方がいいです。
人間の心理を利用した効率的な勉強法
「15分集中して5分休憩」というとてもシンプルなルールなので、本当に効果があるのか疑ってしまいたくなるような勉強法ですが、紐解いてみれば人間の脳や心理を利用した効果的な方法です。
すぐに効果が実感できるので、試してみてください。