ウィルパワーとは?集中力の源を増やす方法

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Webデザイナーを志してからは毎日が勉強なので、Webのことはもちろん集中力を向上するためにいろいろと勉強中です。

集中力を上げたいと思ったことはありませんか?
集中力が上がれば、勉強、仕事、何事も効率よく進められますよね。

高い集中力は天性の才能だと考えられがちですが、鍛えることが可能です。
そのためにはウィルパワーについて知らなければなりません。

ウィルパワーとは

ウィルパワーは、ひとことでいうと「集中力を生み出す力」のことです。

心理学者のロイ・バウマイスター氏が提唱した考え方で、僕はメンタリストのDaigoさんの本で知りました。

ウィルパワーは脳の大部分を占める前頭葉から生み出されます。
前頭葉は、思考や感情をコントロールし、人間が人間らしく生きるためのとても大切なところです。

人はこのウィルパワーを消費して、物事を選択し、判断しています。

ウィルパワーは決断するごとに消耗されていく

さてこのウィルパワーですが、底なしではないので使えば使うほど消費していきます。
消費されていけば、当然集中できなくなり、精神的にもつかれてしまいます。

走り込めば、体力を消費してつかれますよね。
ウィルパワーはいわば脳の体力なので、同じように酷使すれば失われていきます。

イメージとしては、RPGゲームのMP(魔法ポイント)みたいなものだと思います。

ウィルパワーは、物事を決断するごとに消費されていきます。
いくつか例を上げます。

  • その日着ていく服が決まらない
  • まず何の教科から勉強しようか悩む
  • 仕事のタスクをどこから手をつければいいか悩む

上の例はどれも仕事や勉強など、何か物事に取りかかる前の段階ですね。
この状態でがっつりウィルパワー消耗しちゃっています。

何の課題から取りかかるか考えていると、そのうちにつかれてしまい、結局なにも終わらなかったという経験をしたことある人、けっこういるんじゃないですかね。

僕はめっちゃありますね、、
しかも考えに考えた結果、結局一番最初に取りかかろうとしてた仕事から取りかかったりして…。

その時間なんだったの!!ってかんじです。

行動し始めて勢いに乗ってしまえば、つかれや時間なんて忘れて集中しますよね。
一番つらく、エネルギーを使うのはやはり決断する一番最初なんです。

遊びも仕事も消費するウィルパワーは一緒

ウィルパワーのでどころは一つです。

  • 今日は外に買い物に行こうか悩む。
  • 今日着ていく服はシャツかカットソーか迷う。
  • 何の課題から取りかかるか迷う。
  • 仕事をどこから終わらすか迷う。

一見全く関係のない決断ですが、目的は違えど使うウィルパワーは前頭葉から生み出された同じウィルパワーです。

「遊びは遊びのウィルパワー」、「仕事は仕事のウィルパワー」と分かれているわけではありません。

つまりウィルパワーを消費すれば全ての行動に影響が及びます。
ウィルパワーがなければ、仕事もプライベートも上手くいかなくなるわけです。

なので、ウィルパワーはここぞという時のために節約する必要があります。
無駄だと思う選択や判断は、排除していくべきです。

Apple社のCEOだった「スティーブ・ジョブズ」は、毎日黒のタートルネックとデニムを着ていました。
「毎日着る服を選ぶ」という決断を排除して、仕事に全集中力を注いでいたのでしょう。

ウィルパワーを増やして集中力を向上させる

ウィルパワーの総量を増やすことが、集中力の質や持続の向上につながります。
ウィルパワーは、日々の生活の改善でどんどん増やしていくことができます。

改善方法は、別に特別なことではなくごくごく普通なことばかりなので、すぐに実践することができます。

1.正しい姿勢で作業する

姿勢が悪い状態で作業していると、血行が悪くなって体の節々が傷んできて、集中するには障害になります。

なにより血流が悪くなると、脳にブドウ糖が行き渡りにくくなり、十分に力を発揮できません。
デスクワークなら以下のことに気をつけてみてください。

  • 背筋を伸ばす(胸を張る)
  • あごを引く
  • ひざが90度になり、足の裏が床にしっかりつくように座る。
  • ひじが90度の状態で作業ができるようにデスクを調整。
  • 15分に一度立ち上がり軽くストレッチをしたり歩き回る。

これがデスクワークでベストと言われる姿勢です。

でも長時間同じ体勢でいるとそれはそれで血流が悪くなるので、15分おきに立ち上がることをおすすめします。
僕はスタンディングデスクを用意して、座り作業と立ち作業をローテーションしています。

2.低GI(低糖質)を意識した食生活

脳はブドウ糖をエネルギーにして働きます。
だからといって、むやみに甘い物を食べればいいというわけではありません。

低GI(低糖質)の食事を心がけることで、集中力の持続効果があります。
GIとは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後血糖値の上昇度を表す指標です。

食べ物によって、血糖値の上昇度は異なり、その指標として高GI食品とか低GI食品といいます。

  • 高GI食品…血糖値が急激に上昇し、急激に下がる食品。
  • 低GI食品…血糖値がゆるやかに上昇し、ゆるやかに下がる食品。

人間は、血糖値の急激な上下に強いストレスを感じます。

昼にに丼もののランチをがっつり食べた後に、眠くなったり体がだるくなったりして、仕事にならないという経験はありませんか?

それは空腹時に高GIの食事を摂ってしまったがために、血糖値が急激に変動してしまったためです。

甘いものを食べたら集中力が上がるとよく言われますが、それは一時的ですぐにだるくなってしまいます。

集中力を持続させるためには、血糖値がゆるやかに上昇し下がっていく低GI食品を意識して食べなければなりません。

3.体を動かす

運動をすると、体の血流が良くなる上に、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。

セロトニンが分泌されるとポジティブな思考になるので、運動は本当におすすめです。
全体的にクオリティ・オブ・ライフが向上しますね。

もちろん集中するにはポジティブな思考は必要不可欠。
苦しい作業や勉強も楽しくできた方がいいですよね。

そんながっつり運動しなくても大丈夫です。
気晴らしに20分ほどのウォーキングをするだけでもかなり違いますよ。

4.瞑想する

瞑想といっても「宇宙を感じろ」とかそんなことは言いませんので、「スピリチュアルな話しはじめた」と思って逃げないでください。

瞑想は集中力の向上に効果があると、脳科学でも認められています。

やり方は簡単。

  • 座って目を閉じる。
  • 7秒かけて吸って、7秒かけて吐く。
  • 3分~5分続ける。

これだけです。
もちろん無になることが目的です。
でも無になるなんてそうそうできるものではありませんので、最初はただ呼吸に集中して吸って吐いてを繰り返しましょう。

やってみるとわかりますが、まあいろんな感情や思考が抑えても出るわ出るわ…
そう、「無になる」ってすごい集中力が必要なんです。
瞑想というとすごいうさんくさく聞こえますが、単純に「集中力向上のトレーニング」だと思っといてください。

あと、瞑想した後は思考がリセットされ感覚で、頭がすごいクリアになります。
頭が働かなくなったら、休憩がてら瞑想を一度挟んでみてください。

ウィルパワーは健康な肉体と精神に宿る

ウィルパワーを増やす方法を見てみると、「なんかすごい健康になりそう」
と思いませんでしたか?

そう、集中力を上げるには健康的な生活を送ること。
結局これに尽きます。

今回はざっとウィルパワーを紹介しましたが、運動、食事、瞑想と伝えきれてないことがたくさんあるので、今後一つ一つ記事にしていきたいと思います!

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