「1日が憂鬱だ」、「起きてからダラダラしていつまでたってもスイッチが入らない」という人にまず試してみてほしいのが、朝起きてからのベッドメイキングです。
ふとんはたたんで部屋の隅に。ベッドなら乱れた毛布や掛けふとん、枕を整えて、ホテルのような状態にします。
これを毎日の習慣にしましょう。これだけで幸福度がアップします。
ベッドメイキングを習慣にすることで幸福度は上がる
実際、ベッドメイキングと幸福感の関係性についての研究も存在します。
6万8000人の被験者のうち、ベッドメイキングを習慣としている人の71%は自分は幸福であると感じ、ベッドメイキングをしていない人の62%が自分が不幸であると感じていたとのこと。
また、アメリカ海軍軍人であるウィリアム・マクレイヴン氏は「世界を変えたいなら、ベッドメイキングから始めよう」と発言しています。
待っていたって世界は変わりません。
アドラー心理学でも言っていますが、世界が混沌としているのではなく自分がかけているサングラスが世界を混沌に見せているのです。
世界を変えたければ、自分が変わるしかありません。
▼参考
https://mashable.com/article/make-your-bed-every-morning/
ベッドメイキングをすることで得られるメリット
1日のスイッチが入る
起きたらまずベッドメイキングをすることで、脳に「起きて活動するよ」っていう合図になります。習慣にすればその効果は強くなります。
ふとんをたたんでしまったら、物理的にふとんでゴロゴロすることはできなくなりますしね。
不思議と、眠気もベッドメイキングをするのとしないのでは全然違います。
ダラダラしなくなる
休みの日であっても、活動的な1日にしたいならベッドを整えるべきです。
ベッドが乱れた状態だと誘惑になるからです。特に家で勉強や仕事を集中して作業したいという人はベッドメイキング必須です。
「少し横になって作業しよう」と思ったり、休憩時はベッドに寝っ転がりながらスマホをいじってしまったりします。
なので起きてすぐにベッドメイキングします。せっかく整えたのだから、その上ではダラダラしづらいですよね。
自信がつく
「ベッドメイキングで自信?」と思うかもしれませんが、良き行動を習慣として続けいていると人は自分に自信がつきます。
ベッドメイキングを習慣としていると「朝早く起きて、毎日ベッドメイキングをしている自分はすごい」と自己肯定感が生まれます。
もちろんこれはベッドメイキングに限った話ではありませんが、ベッドメイキングはお金がかからず、だれでもできる簡単なことです。
たとえ簡単なタスクでも、毎日こなすことで小さな達成感が積み重なります。
乱れた生活を送れば、心も乱れていく
乱れた生活を送れば、心は乱れ、荒んでいきます。
宗教っぽい言葉になりますが、少し考えれば真実だとわかるはずです。
散らかっている部屋は、そこかしこにやり残しの情報が散らばっているようなもの。部屋のあらゆる場所が気になってしまうことで、物事に集中できなくなり、心に余裕がなくなっていきます。
心に余裕がなくなると、怒りっぽくなったり、落ち込みやすくなったりします。結果的に生活はルーズになり、モチベーションも低下していきます。
洗い物や、使わなくなったものの断捨離など、なるべくそういった目に入るノイズをなくしていくことが大切です。
ベッドやふとんを整えることもそのノイズをなくすことの1つです。
一歩外に出てしまえば、関係ないということはありません。朝、ベッドメイキングをしないで家を出れば、それを脳は覚えています。
それは雑念として残り、仕事や勉強の集中力を奪うことになります。
洗い物や洗濯を済ませるのと同様、ベッドメイキングをしてから重要なタスクに取りかかりましょう。
まとめ:気持ちいい朝を送れるかが幸せのカギ
1日の始まりなわけですから、朝の精神状態というのはとても大切です。気持ちのいい1日を送るために、朝ランニングしたり、糖質の抑えた朝食をとったりするわけです。
でも、なかなかそれらを習慣にするのは大変ですね。そこで簡単に気持ちのいい朝を迎えられる方法がベッドメイキングというわけです。
僕も、朝起きてもエンジンがなかなかかからず、午前中をまるまる棒にふってしまうような生活を送っていましたが、ベッドメイキングを習慣にすることでスイッチが入るようになり、朝もエネルギッシュに活動できるようになりました。
僕のように午前中エンジンかからずじまいの人は、ベッドメイキングを習慣にしてみてください。きっと効果があると思います。
ウィリアム・マクレイヴン氏のいうとおり、世界を変えたいなら、ベッドメイキングから始めましょう。